【文法】許可を求める・依頼する 「potere」

許可を求める・依頼する 「potere」

Posso provare quella gonna?
ポッソ プろバーれ クエッラ ゴンナ?
あのスカートを試着していいですか?
potere(ポテーれ) は、「~できる」という意味の不規則変化する動詞です。
potere の活用形の後に動詞の原形(不定詞)を従えて助動詞の役割をします。
posso は io の活用形なので、Posso+不定詞で「私は~できる」という意味です。
疑問文にすれば「私は~できますか?」→「~してもいいですか?」と許可を求める文章になります。

Posso mangiare qui?   ここで食べてもいいですか?
Posso aprire il finestrino?   窓を開けてもいいですか?
Posso fumare qui?   ここでタバコを吸ってもいいですか?
Posso entrare?   入ってもいいですか?
Posso toccare questa borsa?   この鞄に触ってもいいですか?
mangiare マンジャーれ   食べる
aprire アプりーれ   開ける
fumare フマーれ   タバコを吸う
entrare   エントらーれ   入る
toccare トッカーれ   触る
ショッピングの際に商品をあれこれ手にとって物色するのはイタリアではマナー違反。
とりあえずPosso toccare? と聞いてみましょう。
もしも、単語がわからなくても、ジェスチャーといっしょに「Posso?」と聞いてみればOK!
例えば、タバコを見せて「Posso?」 カメラを見せて「Posso?」 靴を指差して「Posso?」てね。

Può parlare più lentamente, per favore.
プオ パるラーれ ピュ レンタメンテ ペるファヴォーれ
もっとゆっくり話していただけませんか?
più   もっと、より以上に
lentamente   ゆっくりと、のろのろと
può は Lei の活用形なので、Può+不定詞で「あなたは~できる」という意味です。
疑問文にすれば「あなたは~できますか?」→「~してもらえますか?」と依頼をする文章になります。
この時、最後に “per favore”を付けるようにしましょう。

potere の活用形

io posso
ポッソ
tu puoi
プオイ
lei/lui/Lei può
プオ
noi possiamo
ポッシアーモ
voi potete
ポテーテ
loro possono
ポッソノ
許可を求める人、依頼する相手が複数なら、「私たちは~してもいいですか?」→ Possiamo +不定詞、「あなた方~してもらえますか?」→ Potete +不定詞 です。

願望を表す volere

Voglio abitare a Roma.
ヴォリオ アビターれ ア ろーマ
私はローマに住みたい。
volere(ヴォレーれ) は、「~したい」という意味の不規則変化する動詞です。
volereの活用形の後に動詞の原形(不定詞)を従えて助動詞の役割をします。
voglio は io の活用形なので、voglio+不定詞で「私は~したい」という意味です。

volere の活用形
io voglio
ヴォリオ
tu vuoi
ヴオイ
lei/lui/Lei vuole
ヴオーレ
noi vogliamo
ヴォリアーモ
voi volete
ヴォレーテ
loro vogliono
ヴォリオノ

Vorrei andare a Roma. Vorrei un caffè.
ヴォれイ アンダーれ ア ろーマ ヴォれイ ウン カッフェ
できれはローマに行きたいのです。 コーヒーをいただけますか。
vorrei は volere の条件法現在の io の活用形です。voglio を条件法の vorrei に置きかえると、「(もしできたら)~したいのですが」という意味になり、voglio を使うよりやわらかい表現になります。また、vorrei +名詞 で「(できれは)~が欲しいのですが」「~をいただけますか」という丁寧な言い方になります。

volere の条件法はとりあえずこの vorrei を覚えておきましょう。

義務、必要性を表す devere

A che ora devo uscire di casa?
アケオーら デーヴォ ウッシーれ デイ カーサ?
私は何時に家を出なくてはいけませんか?
devere (デヴェーれ) は、「~しなければならない」という意味の不規則変化する動詞です。
devereの活用形の後に動詞の原形(不定詞)を従えて助動詞の役割をします。
devo は io の活用形なので、devo+不定詞で「私は~しなければならない」という意味です。

devere の活用形

io devo
デーヴォ
tu devi
デーヴィ
lei/lui/Lei deve
デーヴェ
noi dobbiamo
ドッビアーモ
voi dovete
ドヴェーテ
loro devono
デーヴォノ

所有形容詞

私の車、君の本、彼の靴・・・というように、(所有する人)の(所有される物)を言う場合、所有される物の性・数によって、所有形容詞の語尾が変化します。

例えば、私の○○という場合、

il mio libro   私の本 (男性・単数)
i miei libri   私の本 (男性・複数)
la mia matita   私の鉛筆 (女性・単数)
le mie matite   私の鉛筆 (女性・複数)
というように、私(所有する人)が男性であるか女性であるかは関係無く、(所有される物)が男性名詞か女性名詞か、単数か複数か、がポイントになります。そして、通常定冠詞をともないます。

男性 女性
単数 複数 単数 複数
私の mio miei mia mie
君の tuo tuoi tua tue
彼(彼女)の/あなたの suo/Suo suoi/Suoi sua/Sua sue/Sue
私たちの nostro nostri nostra nostre
あなた方の vostro vostri vostra vostre
彼(彼女)らの loro loro loro loro
彼(彼女)らの○○という場合は性・数に関係無く“loro”ですが、定冠詞で区別します。

il loro ~   彼(彼女)らの~ (男性単数)
i loro ~   ,, (男性複数)
la loro ~   ,, (女性単数)
le loro ~   ,, (女性複数)
私の父、彼の弟、のように家族を表す名詞を修飾する時は、所有形容詞に定冠詞はつけません。ただし、“loro”の場合は例外で、定冠詞がつきます。

mio padre   私の父
mia sorella   私の姉(妹)
suo fratello   彼(彼女)の兄(弟)
la loro madre   彼(彼女)らの母親
「私の友人」は次のように言います。

il mio amico   (1人の男性をさして)
i miei amici   (数人の男性をさして) ※amici(アミーチ)→amicoの複数形
la mia amica   (1人の女性をさして)
le mie amiche   (数人の女性をさして) ※amiche(アミーケ)→amicaの複数形
では、男友だちと女友だちが数人いたら何て言うのでしょう?・・・複数の男性を指す場合と同じ表現“i miei amici”を用います。男友だち1人と女友だち10人をまとめて指しても“i miei amici”です。

イタリア語で値段をたずねる

Quanto costa? クアント コスタ? いくらですか?
Quanto costano? クアント コスタノ?
quanto は「どのくらいの」「どれだけの」という意味の疑問詞。
costaは動詞costare(価値がある)の三人称単数形で、costano は三人称複数形です。

この2つの文章の使い分けは、値段をたずねる物が単数名詞なのか複数名詞なのかによります。例えば、

Quanto costano queste scarpe? この靴はいくらですか?

scarpeは靴scarpaの複数形。この単語ふだんは複数形を使います。英語でも複数形shoesを使いますよね。するとcostareは三人称複数形“costano”となります。
scarpe のように通常複数形で使う単語には次のようなのがあります。

i pantaloni   ズボン   gli stivali 長靴・ブーツ
i guanti   手袋   i sandali サンダル
le mutande   ブリーフ   le pantofole スリッパ
le mutandine   ショーツ   gli occhiali めがね
mutandine は mutande の縮小形。このように名詞の語尾に – ino, -ina, -ine を付けて“小さい”という意味を含む単語になったりします。例えば、小さなレストランは ristrantino 、コーヒーカップの受け皿(小さな皿)は piattino、小さい窓は finestrino。車窓はたいてい finestrino を使います。

辞書で mutandine を引くと mutandine da bagno (海水パンツ)て書いてありました。お風呂ではくパンツ→海水パンツ?そこで bagno を引いてみると、浴槽、入浴のほかに、海水浴という意味がありました。ちなみに、Dov’è il bagno? は“トイレはどこですか?”でしたよね。

stivali の単数形 stivale には、イタリアっていう意味もあります。確かにブーツの形してますもんね、イタリアは。

値段をたずねるもう1つの言い方は、

Quanto pago? クアント パーゴ? いくらですか?
pago は動詞 pagare (支払う)の一人称単数形。私はいくら払いますか?→いくらですか?となるんですね。Quento costa (costano)? との違いは、まだ買うかどうかわからないけど、値段を知りたい時には Quento costa (costano)? を使い、買うと決めてから、「これをください。いくらですか?」と聞く場合は、Quanto pago? を使います。

ここで、関西人は是非とも覚えたい一言。

Un po’ di sconto, per favore. ウンポ ディ スコント ペるファヴォーれ 少し値引きしてください

イタリア語で場所をたずねる

Dov’è ~ ? (~はどこですか?)は勉強済みですが、動詞を少し覚えたので、応用編です。

Dove posso comprare un biglietto? 切符はどこで買えますか?
Dove devo cambiare? どこで乗りかえるのですか?
Dove sono? ここはどこですか?
Dove posso prendere un taxi? タクシーはどこで乗れますか?
comprare (コンプらーれ) 買う
cambiare (カンビアーれ) 乗りかえる
“potere” “dever” の後には動詞の原形(不定詞)が来るのでしたね。てことは動詞の活用形を覚えてなくても、「Dove posso ~?」「Dove devo ~?」と動詞の原形さえ覚えていれば「私はどこで~できますか?」「私はどこで~しなければならないのですか?」と言えるってことですよね!とりあえず旅行に役立つ伊語会話の必須フレーズではないでしょうか。

私はどこにいますが?→ここはどこですか?道に迷った時に地図を広げて“Dove sono?”って聞けば、「ここですよ。」って場所を指して教えてもらえそうですよね。下手に道をたずねて「ああ行って、こう行って、そこを曲がって・・・」てなことをペラペーラと言われても解からないかも知れないし・・・もちろん12.道をたずねようにある単語が頭に入っていれば別だけど。

日本では、どこでも手を上げればタクシーが止ってくれますが、イタリアではタクシー乗り場からでしか乗れないそうです。となると、覚えていて損は無いですね、このフレーズ“Dove posso prendere un taxi?”

“dove”に前置詞を付けて「どこの?」「どこから?」という疑問文もできます。

Di dove’è?   どこの出身ですか?
Da dove parte il pullman per Firenze?   フィレンツェ行きの長距離バスはどこから出発しますか?

イタリア語の日付と曜日

Che giorno è oggi? ケ ジョるノ エ オッジ? 今日は何曜日ですか?
今日は何日ですか?
che   何の という意味の疑問詞
giorno   日、 1日
oggi   今日
「何曜日ですか?」「何日ですか?」どちらも“Che giorno è oggi ?”なんですね。どうやって区別するかというと、やっぱり、その場の状況や会話の流れで判断するのです。「今日は何曜日?」とたずねたつもりが「今日は5日です。」と返されたら、もう1度“Che giorno è oggi?”と言えばいいとか・・・なんだかおおざっぱな気もしますが、これがイタリア流なのでしょうね。

Oggi è il cinque marzo. オッジ エ イル チンクエ マるツォ 今日は3月5日です。
Oggi è lunedì. オッジ エ ルネディ 今日は月曜日です。

日付には必ず定冠詞“ il ”をつけます。日付が男性名詞となるのは“il giorno cinque”の“giorno”が省略されているからです。
<il + 数字 + 月の名前> で、日付となります。ただし、1日は“ il primo (イル プリモ)”というので要注意!また、“il sette febbraio del 2001”のように年号にも定冠詞がつきます。(delは前置詞 di と定冠詞 il が結合した形です。)

<曜日>
lunedì ルネディ 月曜日
martedì マるテディ 火曜日
mercoledì メるコレディ 水曜日
giovedì ジョヴェディ 木曜日
venerdì ヴェネるディ 金曜日
sabato サーバト 土曜日
domenica ドメーニカ 日曜日
settimana セッティマーナ 週、1週間

<月>
gennaio ジェンナイオ 1月   luglio ルーリオ  7月
febbraio フェッブらイオ 2月 agosto アゴスト  8月
marzo マるツォ 3月 settembre セッテンブれ  9月
aprile アプりーレ 4月 ottobre オットーブれ 10月
maggio マッジォ 5月 novembre ノヴェンブれ 11月
giugno ジューニォ 6月 dicembre ディチェンブれ 12月
mese メーゼ 月、1ヶ月 anno アンノ 年、1年
9月~12月を見てみると、基数の 7(sette)、8(otto)、9(nove)、10(dieci)とずれていて、なんだか紛らわしいのですが、これは古代ローマでは、1年の始まりは、現在の3月とされていた為に、2つずれてしまったのだそうです。

ちなみに7月“luglio”はユリウス・カエサルの、8月“agosto”はアウグストゥスの誕生月であったことに由来しています。

Il mio compleanno è il tredici settembre. 私の誕生日は9月13日です。
compleanno (コンプレアンノ)   誕生日
“mio”は「私の」という意味の所有形容詞でたいていの場合は前に定冠詞がつきます。
そして、“compleanno”が男性名詞なので、「私」が男でも女でも“mio”となるのでした(→34.所有形容詞)。

Signor Rossi arriva il ventuno di questo mese da Milano.
ロッシさんは今月の21日にミラノから到着します。
signor (シニョーる)   男性に対する敬称 signore(シニョーれ)の名前の前に来る時の形
arriva (アりーヴァ)   動詞 arrivare(アりヴぁーれ)着く、到着する、の三人称単数形
di (ディ)   前置詞 ~の
da (ダ)   前置詞 ~から

では、100以上の数字のお勉強です!

100 cento チェント   1.000 mille ミッレ
101 centuno チェントゥーノ 1.001 milleuno ミッレウーノ
200 duecento ドゥエチェント 2.000 duemila ドゥエミーラ
300 trecento トゥれチェント 10.000 diecimila ディエーチミーラ
400 quattrocento クアットろチエント 100.000 centomila チェントミーラ
500 cinquecento チンクエチェント 1.000.000 un millione ウンミッリオーネ
600 seicento セイチェント 2.000.000 duemillioni ドゥエミッリオーニ
centuno は cento uno でもOK。
“mille”は単数形、“mila”は複数形、単数の語尾が -e 、複数の語尾が -a です。ややこしいですねぇ。私はしょっちゅう間違えてしまいます。イタリアのクラシック車レースで“Mille Miglia(ミッレミリア)”というのがあります。混乱した時はこの名前を思い出して、mille miglia=1000マイル、milleは1000、と頭の中で整理してます。
“millione”は単数形、“millioni”は複数形。この語尾変化は、 -e → -i と規則通りなので覚えやすいですね。

あと、紛らわしいのは、数字で3桁ごとで区切る「 ,」は、イタリアだと「 .」と書きます。
で、小数点はというと、「 ,」を使うそうです。

★発音のポイント★“mille”は l (エッレ)が2つ続きますが“mila”の l (エッレ)は1つです。子音が2つ続くとつまった音に(小さなッの入った音)になるので、“mille”は「ミッレ」、“mila”は「ミーラ」と発音します。

38.動詞 avere

“avere” は、超重要動詞です。意味は「持つ」「~の状態にある」「身につける」「所有する」などなど・・・“avere”を使った表現はたくさんあって、avereなくして伊語は話せない。でもって、このような重要動詞の活用は不規則なんですよね。26.不規則動詞で紹介しましたが覚えてますか?ここでもう1度確認しましょう。発音に注意!“h”は発音しないんでしたね。

avere の活用形
io ho
tu hai
lui/lei/Lei ha
noi abbiamo
voi avete
loro hanno
それでは、avere を使った表現をいくつか紹介します。

Maria ha i capelli lunghi. マリア アイカペッリ ルンギ マリアはロングヘアーである。
capello (カペッロ)   髪  -複数形はcapelli
lungo (ルンゴ)   長い-複数形はlunghi
長い髪を持っている→ロングヘアーである、となるわけですね。髪の毛は1本なら“capello”だけどヘアースタイルを言うなら複数形です。だから形容詞“lungo”も複数形の“lunghi”になります。語尾 -o を -i に変えて“lungi”ではないかと思いきや、これだと発音が“ルンジ”となり子音が違ってしまうのでNG!語尾「ゴ」は「ギ」になるのが正解!「ギ」は“ghi”と書きます。ショートヘアーなら“i capelli corti”です。“corto(コるト)”は「短い」と言う意味。

Ho mal di testa. オマルディ テスタ 私は頭が痛い。
male (マーレ)   (男性名詞)痛み、苦痛
testa (テスタ)   頭
「~が痛い」と言う時は、<avere mal di +痛いところの名前>となります。
“male”は“di”の前では“e”が落ちて“mal”となります。

Ho fame. オ ファーメ 私はおなかがすいている。
fame (ファーメ)   空腹
空腹の状態にある→おなかがすいている、ですね。「喉が乾いている」は“sete(セーテ)”「喉の渇き」という意味の単語を使って“Ho sete.”と言います。

Ho due sorelle. オドゥエソれッレ 私には2人の姉妹がいます。
sorella (ソれッラ)   姉妹 -複数形は sorelle(ソれッレ)

Ho venticinque anni. オ ヴェンティチンクエ アンニ 私は25才です。
25の年を持っている → 25才です。anni は anno (年)の複数形。
「いくつの、どれだけの」と言う意味の疑問詞“quanto”を使って
“Quanti anni hai?”といえば「何才ですか?」です。これは親しい人や年下の人に使う言い方(親称)です。敬称では“Quanti anni ha?”です。

Abbiamo intenzione di noreggiare una macchina. 私たちはレンタカーを借りるつもりです。
intenzione (インテンツィオーネ)   (女性名詞)意思、目的、計画
noreggiare (ノれッジャーれ)   (レンタカーなどを)借りる
<avere intenzione di +動詞の原形(不定詞)>で、「~するつもりである。」となります。

Non ho tempo. 私には時間が無い。
tempo (テンポ)   時間、時
忙しい日に、映画や買物に誘われたら、“Mi dispiace, ma oggi non ho tempo.(あいにく今日は時間が無いんだ。)”
“tempo”は、文字通り「テンポ(拍子)」の意味もあります。また「天気」という意味でもよく使われます。

もっと、もっと、avereを使った表現はあるのですが、少しずつ覚えましょう。ただし、avereの活用形は、ばっちし頭に入れておきたい。過去の表現などで助動詞の役割をしたり、本当に本当に重要な動詞なので!

動詞 「andare」は便利な動詞

Vado in Italia. 私はイタリアに行きます。
Vado a Roma. 私はローマに行きます。
“andare”は「行く、出発する」です。注意点は、行き先によって使う前置詞が違うこと。

「~へ行く」と言う時に使う前置詞は主に、“in”と“a”です。上の例のように、行き先が国の場合は“in”、都市の場合は“a”と使い分けます。

“andare”は不規則変化する動詞です。活用形の復習を兼ねて、例文でいろんな所へ行ってみましょう。

Vado in Piazza Repubblica. 私は共和国広場へ行く
Vai al bar. 君はバールへ行く
Va al concerto. あなたは/彼は/彼女は、コンサートへ行く
Andiamo al cinema. 私たちは映画へ行く
Andate alla stazione. あなたたちは駅へ行く
Vanno in centro. 彼らは/彼女らは、都心へ行く
repubblica (レプッブリカ)   共和国
concerto (コンチェるト)   コンサート
cinema (チーネマ)   (男性名詞・単複同形)映画
centro (チェントろ)   中心地
語尾が“a”で終わる名詞は女性名詞である、というのは以前に説明しましたが、例外もいくつかありまして、例えば、“cinema” は語尾が“a”で終わるのに男性名詞です。そして、複数になると語尾が変化するという法則にも逆らっていて、単数でも複数でも“cinema”と変化しません。

前置詞の後に定冠詞が来る時は、ひっついて連結形を作るので、< a + il → al > < a + la → alla > となります。

Vado dal dentista. 私は歯医者さんに行く。
dal (ダル)   前置詞 di + 定冠詞 il
dentista (デンティスタ)   歯科医
前置詞 “di”を使って<andare di + 人>では、「~(人)のところへ行く」となります。

“dentista” は、語尾が“a”で終わっていますが、男女同形の名詞です。歯医者さんが男性でも女性でも“dentista”です。しかし、複数になると区別が必要で、男性の歯医者さんたちは“dentisti”、女性の歯医者さんたちは“dentiste”と変化します。

Luisa e Anna vanno a fare spese. ルイ-ザとアンナは買物に行く。
Andiamo a vedere un film. 私達は映画を見に行く。
spesa (スペーザ)   買物
このように“andare”の後に行き先ではなく、前置詞“a” + 不定詞(動詞の原形)を持ってくることで「~しに行く」ということができます。“fare spese”はショッピングと言った方がいいかな?休日に洋服や靴を買いに行くといったような買物のこと。日常的な買物なら“fare la spesa”となり単数で定冠詞をつけます。

Vado in macchina. 私は車でいきます
Va in bicicletta? あなたは自転車で行くのですか?
bicicletta (ビチクレッタ)   自転車
「列車で行く」とか「車で行く」など手段を言う場合は前置詞“in”を使います。
ただし、「歩いて行く」は“andare a piedi”、前置詞“a”を使います。

Andiamo a letto alle undici. 私たちは11時に寝ます。
letto (レット)   ベッド
ベッドヘ行く→寝る、なんですね。
「○時に」というのは<alle + 数字>です。ただし、1時は、“al’una”です。

Come va? コメ ヴァ? 調子はどうですか?
Va bene. ヴァ ベーネ いいですよ
「どんな風に」「どのような」という疑問詞“come”と“andare”で「調子はどうですか?」という挨拶の時の決り文句です。“bene”は「よい」という意味。
「~の状態にある」という動詞“stare”を用いて“Come sta?”も同様「調子はどうですか?」「元気ですか?」という決り文句です。
親しい人になら親称で、“Ciao ! Come vai ? (Come stai ?)” 「やぁ、元気?」“Va bene, e tu?”「元気だよ、君は?」てな具合。大阪なら「まいどっ!調子はどうでっか?」「ぼちぼちでんなぁ。」が決り文句?!。。。イタリア語でぼちぼちは“Così così.”(コズィコズィ)と言います。

動詞 venire

「よく使う動詞は不規則変化する」の法則通り、“venire”も不規則変化する動詞です。

「来る」「到着する」と言う意味ですが、日本語に訳すと「行く」という表現になったりします。

Vengo in Italia. 私はイタリアに行く。
Venite a Osaka. あなたたちは大阪に来る
なぜ「行く」なのか?“Vado in Italia.”との違いは?

例えば、イタリアに友人がいたとして、日本から国際電話で「来週、(君のいる)イタリアに行くよ。」なんて言う場合は“venire”を使います。ところが、日本にいる友人に「来週、イタリアに行くんだ。」と言う場合は“andare”です。つまり、相手のいる所へ行く場合は“venire”なんです。
だから、「明日、君のところへ行くよ。」だったら
“Vengo da te domani.”
となります。「私は君のところへ来る」じゃ変な日本語になっちゃいますもんね。
< venire da + 人 > で、「~(人)のところへ来る」です。“tu”は目的格になると“te”となります。

Vado al cinema. 私は映画に行きます。
Vengo anch’io. 私も行きます。
anche (アンケ)   ~もまた
anch’io =anche io   私も
“anche” の後に “io” が来ると母音が重なるので、“anche”の“e”を落して“anch’io”(アンキーオ)とします。

このように、相手と同じ所、相手の行く方向へ行く場合は“venire”を使います。

Vengo in America.   私はアメリカに来ます(行きます)。
Perchè non vieni anche tu?   君も一緒に来ない(行かない)?
Viene a Milano.   あなたは/彼は/彼女は、ミラノに来ます(行きます)。
Veniamo al lezione.   私たちは授業に来ます(行きます)。
Venite a casa mia?   あなたたちは私の家に来ますか?
Vengono anche Mario e Gina.   マリオとジーナも来ます(行きます)。
“Perchè non vieni anche tu?” なぜ君も来ないの?→「一緒に来ない?」と誘いの文句になります。

否定疑問文 “Non ~ ? (~しないのですか?)”は、返事に注意しなくてはいけません。
一緒に行くなら、“Sì”、一緒に行かないなら“No”です。
否定疑問文は“non”を無視して考えると解かりやすいと思います。

Non parte domani?   明日出発しないのですか?
~ Sì, parto domani   ~ いいえ、明日出発します。
~ No, non parto domani.   ~ ええ、明日は出発しません。
venire a ~, venire in ~, venire da ~, など、“venire”使って「~へ来る(行く)」と言う場合の前置詞の使い方は“andare”と同じです。(→39.動詞andare)そして、前置詞“a”の前には必ず定冠詞を置き、“in”には定冠詞がいらない、という法則があります。 しかし!“a casa mia”は例外です。

今日はこんな感じです。それでは!