【基礎】イタリア語を覚えよう

イタリア語を覚えよう

イタリア語の読みかたはローマ字読みでOK、英語に比べればはるかに読みやすい!発音で気をつけるのは“R”と“L”です。“R”の発音は巻き舌で!発音を間違えると、全く意味の違う言葉になってしまうことがあります。ここではRで発音する語はひらがなにしてあります。赤い文字はアクセントがくる語です。

イタリア語のあいさつを覚えよう

1.イタリアでは頻繁に挨拶を交わします。

Buongiorno   ブォンジョーるノ   おはよう、こんにちは、さようなら
Buonasera  ブォナセーら  こんばんわ
Buonanotte  ブォナノッテ  おやすみなさい

レストランやバールに入って“Buongiorno”と言われたら、“Buongiorno!”とにこやかに返したいですね。

朝から夕方までずっとこの“Buongiorno”でOK!夕方からは“Buonasera”と言います。夜にホテルまでタクシーで帰ったとき、降りる際にも運転手さんは“Buonasera!”と言ってくれます。

夜もふけて、もう帰って寝るだけ、となると“Buonanotte”となるようです。

Arrivederci  アりヴェデるチ   さようなら
バスの運転手さんは、お客さんが降りるたびに“Arrivederci”と挨拶してました。それもかなり陽気に。日本でも、“ありがとう”と言ってくれる運転手さんが時々いますね。

発音のポイント★“arrivederci”のように、単語のなかに“r”が続けてある場合は、強い巻き舌で発音します。

Grazie   グらーッツィェ   ありがとう
忘れちゃいけない、ありがとうは大切な言葉ですね。「グラッチェ」と発音しないでね。

Ciao   チャオ
やぁ!・こんにちは・さようなら

“Ciao”はどんな挨拶にも使えます。ただし、親しい人に使う言葉なので、いつでも、どこでも、誰にでも、という訳にはいきませんが・・・

2.飲み物を注文しよう!

旅行中、必ず一度はBARに入る機会があるはず。観光地では英語を話すイタリア人も多いですが、BARではイタリア語しか通じない事もよくあります。

Un cappuccino, per favore.
ウン カップッチーノ ペルファヴォーれ
カプチーノを下さい
un ≪ひとつの≫という意味の不定冠詞。英語の“a”と同じ。
per favore ≪お願いします≫という意味。英語の“please”と同じ。
注文したい飲み物の名前の後に、per favoreをつけるだけ!

発音のポイント★単語のなかに同じ子音が続けてある場合は、つまった音になります。
つまり「カプチーノ」ではなくて「カップッチーノ」となるのです。“caffè”は「カフェ」ではなく「カッフェ」です。“f”は英語と同じように前歯で下唇を軽く噛んで発音します。

Sì   スィ   はい
No  ノ  いいえ
BARに入って注文カウンターの前へ行くと、店のおじさんが「Cappuccino?」と聞いてくるので、思わず「Yes !」と言ってしまいました。この場合は、「Sì .」て言わなくっちゃ。

Una cioccolata, per favore.
ウナ チョッコラータ ペるファヴォーれ
ココアを下さい
una ≪ひとつの≫という意味の不定冠詞。英語の“a”と同じ。
cappuccino を注文する時と、cioccolata を注文する時とでは、不定冠詞が違っていますね。
“un” と “una” 違いは、男性名詞の前につくのか、女性名詞の前につくのかという事なのです。

3.男性名詞と女性名詞

イタリア語の名詞には、男性名詞と女性名詞があります。

男性名詞 女性名詞
ragazzo  らガッツォ 男の子 ragazza らガッツァ 女の子
treno トれーノ 列車 macchina  マッキナ 車
gelato ジェラート アイスクリーム aranciata アらンチャータ オレンジジュース
名詞の語尾に注目!男性名詞は-oで、女性名詞は-aで終わります。これがひとつの法則なのですが、次にあげるように-eで終わるものも少なくないのです。

男性名詞 女性名詞
latte ラッテ ミルク  canzone  カンツォーネ  歌
cameriere カメりエーれ ウエイター  chiave キアーヴェ  鍵
studente ストゥデンテ 学生  notte ノッテ  夜
-eで終わる名詞の性については、その都度覚えるしかないようです。

では、名詞の性が解ったところで、不定冠詞をつけてみましょう。

男性名詞 女性名詞
un ragazzo  una ragazza
un treno  una macchina
un gelato  un’aranciata
un latte  una canzone
un cameriere   una chiave
uno studente  una notte
どうも様子の違うものがあります。“uno studente”と“un’aranciata”ですね。
では、不定冠詞の法則を表にしてみましょう。

子音で始まる単語の前 母音で始まる単語の前 S+子音 または
Zで始まる単語の前
男性名詞 un uno
女性名詞 una un’
日本語や英語にはない名詞の性。慣れるのにはちょっと時間がかかりそう・・・

発音のポイント★ローマ字読みとは違う発音をする文字があります、“chiave(鍵)”という単語を見てみましょう。イタリア語にはKを使いません。そこで“キ”の音は“chi”となります。ですからこの場合の発音は“キアーベ”となります。“チアーベ”と発音してはいけません。
では、“C”を使った音の例をあげてみましょう。

ca カ casa  (家) カーサ
chi キ chiave (鍵) キアーベ
cu ク cuoco (コック) クォーコ
che ケ Michelangelo  ミケランジェロ
co コ bianco (白) ビアンコ
cia チャ ciao  チャオ
ci チ Cina  (中国) チーナ
ciu チュ acciuga (アンチョビ) アッチューガ
ce チェ cena  (夕食) チェーナ
cio チョ bacio  (キス) バーチョ
4.食べ物を注文しよう。

BARではカウンターにいろんな料理が並べてあって、注文するとレンジでチンしてくれます。でも、たいてい料理の名前は書いてありません。そんな時は指差して「これをください。」って言えばOK!

Questo, per favore. クエスト ペるファヴォーれ (男性名詞を指して)これをください
Questa, per favore. クエスタ ペるファヴォーれ (女性名詞を指して)これをください
「これ」「あれ」にも男性・女性の区別があります。

男性名詞を指して 女性名詞を指して
これ (単数) questo クエスト questa クエスタ
これら(複数) questi クエスティ queste クエステ
あれ (単数) quello クエッロ quella クエッラ
あれら(複数) quelli クエッリ quelle クエッレ
でも、食べたい物の名前が男性名詞か女性名詞か解らないなら、とりあえず「Questo, per favore.」って言っちゃおう!

2つ以上注文する場合の為に数字の読み方を覚えましょう。

数字の読み方1~10
1 uno ウノ
2 due ドゥエ
3 tre トゥれ
4 quattro クアットろ
5 cinque チンクエ
6 sei セイ
7 sette セッテ
8 otto オット
9 nove ノーヴェ
10 dieci ディエーチ
5.名詞の複数形

Due panini, per favore. ドゥエ パニーニ ペルファヴォーれ パニーノを2つください。
Tre birre, per favore. トゥれ ビッれ ペルファヴォーれ ビールを3つください。
英語の場合、名詞の複数形は語尾に“s”をつけますが、イタリア語では、名詞の複数形は語尾が変化します。panino の語尾 oが i に、birraの語尾 a が eに変化し、それぞれpanini、birreとなります。

複数形の作り方は、 男性名詞の語尾 – o は – i
女性名詞の語尾 – a は – e
男性・女性名詞の語尾 – e は – i に変化させます。

例をあげてみましょう
単数 複数
男性名詞( – o → – i ) libro (リブろ) libri (リブり) 本
quadro (クアードゥろ) quadri (クアードゥり) 絵画
uccello (ウッチェッロ) uccelli (ウッチェッリ) 鳥
女性名詞( – a → – e) borsa (ボるサ) borse (ボるセ) 鞄
camera (カメら) camere (カメれ) 部屋
pizza (ピッツァ) pizze (ピッツェ) ピザ
男性名詞( – e → – i ) cane (カーネ) cani (カーニ) 犬
ponte (ポンテ) ponti (ポンティ) 橋
giornale (ジォるナーレ) giornali (ジォるナーリ) 新聞
女性名詞( – e → – i ) notte (ノッテ) notti (ノッティ) 夜
stazione (スタツィオーネ) stazioni (スタツィオーニ) 駅
lezione (レツィオーネ) lezioni (レツィオーニ) 授業

発音のポイント★ローマ字読みとは違う発音をする文字があります。“giornale”という単語を見てみましょう。イタリア語には J を使いません。そこで“ジ”の音は“gi”となります。ですからこの場合の発音は“ジォるナーレ”となります。
では、“G”を使った音の例をあげてみましょう。

ga ガ gatto (猫) ガット
ghi ギ ghiaccio (氷) ギアッチョ
gu グ lingua (舌) リングア
ghe ゲ spaghetti (スパゲッティ) スパゲッティ
go ゴ gomma (消しゴム) ゴンマ
gia ジャ giacca (ジャケット) ジャッカ
gi ジ girare (回す) ジらーれ
giu ジュ giusto (正しい) ジュースト
ge ジェ gelato (アイスクリーム) ジェラート
gio ジォ giornale (新聞) ジョるナーレ
イタリア語で、日本は Giappone(ジャッポーネ)、日本人は giapponese (ジャッポネーゼ)です。(注)giapponese の g は小文字です。

6. これは~ですか?

Questo è un libro. クエスト エ ウン リブろ これは本です
Questa è una borsa. クエスタ エ ウナ ボるサ これは鞄です
「これは~です。」と言う時の、指示代名詞にも性別があります。
男性名詞を指して言う時は、“ questo ”
女性名詞を指して言う時は、“ questa ”
“ è ”は、動詞 “essere(エッセレ)”の三人称単数形。
“essere”は英語のbe動詞にあたる動詞です。

つまり、英語のThis is ~ .にあたるのが、Questo è ~ . / Questa è ~ . なのです。

Questi sono libri. クエスティ ソーノ リブり これらは本です
Queste sono borse. クエステ ソーノ ボるセ これらは鞄です
「これらは~です。」と言う時の、指示代名詞の複数形は次のとおりです。
複数の男性名詞を指して言う時は、“ questi ”
複数の女性名詞を指して言う時は、“ queste ”
“ sono”は、動詞 “essere (エッセレ)”の三人称複数形。
“essere”とは英語のbe動詞にあたる動詞です。

つまり、英語のThese are ~ .にあたるのが、Questi sono ~ . / Queste sono ~ . なのです。

「あれは~です。」「あれらは~です。」ならば

男性名詞を指して言う時は、“ Quello è ~ . ”
女性名詞を指して言う時は、“ Quella è ~ . ”
複数の男性名詞を指して言う時は、“Quelli sono ~ . ”
複数の女性名詞を指して言う時は、“ Quelle sono ~ . ”

Questo è un cane? No. È un gatto..
クエスト エ ウン カーネ? ノ エ ウン ガット
これは犬ですか? いいえ。猫です。
疑問文の作り方~英語で疑問文を作るときは This is ~ . は Is this ~?ように動詞を文頭に持ってきます。が、イタリア語の場合は、動詞の位置は変わりません。何が変わるのか?それは発音です。~ですか?と言う時、語尾を上げて発音してください。つまり、?が付いていれば疑問文という訳です。簡単ですね!

これは犬ですか?という問いかけに「No. È un gatto.」とありますが、これは、「No. Questo è un gatto.」の“questo”が省略されているのです。このように、イタリアでは言わなくてもわかる場合は省略される事が多いそうです。

7.トイレはありますか?

観光する先々で、心配なのはトイレ。BARで尋ねるのに便利なフレーズだと思います。
BARによっては、トイレのない店や、貸してくれない店もあるそうなので、コーヒーを注文する前に聞いてみるといいかも。

C’è un bagno? チェ ウン バーニョ? トイレはありますか?
C’è ( Ci è の短縮型) 英語の There is と同じ
è は動詞 essere の三人称単数形

Ci sono borse? チ ソーノ ボるセ? 鞄はありますか?
Ci sono は英語の There are と同じ
sono は動詞 essere の三人称複数形
★発音のポイント★ bagno の発音はバーニョ。“gno” は“ニョ”と発音します。

gna ニァ lasagna (ラザニア) ラザーニァ
gni ニィ ogni (各々の) オーニィ
gnu ニュ ※ほとんど使いません
gne ニェ agnello (子羊) アニェッロ
gno ニョ bagno (トイレ) バーニョ
8. 方向の言い方

「トイレはありますか?」と聞いたら、「そこの右にありますよ。」「つきあたりにありますよ。」などと、きっと場所を説明してくれるでしょう。そんな時に知ってて役立つ単語です。

a destra ア デストら 右に
a sinistra ア シニストら 左に
in fondo イン フォンド 突き当りに
lì リ あそこに
qui クイ ここに
“a” “in” は前置詞です。セットで覚えておきましょう!

Scusi. C’è un bagno qui? Sì. È lì a destra.
スクージィ チェ ウン バーニョ クイ? スィ エ リ ア デストら
すみません。ここにトイレはありますか はい。あそこの右にあります。
“ scusi ”は、「すみません。」と呼びかける時に言います。

9. 否定文の作り方

もしも、そこにトイレが無かったら、こんな返事が返ってくるかも、

Mi dispiace ma qui non c’è,
ミ ディスピアーチェ マ クイ ノンチェ
あいにくですが、ここにはありません。
否定文は、c’è / ci sono の前に non を置き、Non c’è ~. / Non ci sono ~. となります。
“Mi dispiace.”(あいにくです・残念です) “ ma ”(しかし・が)と言う意味。

7.で勉強した指示代名詞を使った文章の否定文「これ(あれ)は~ではありません。」なら、
Questo è ~ . / Questa è ~ . の否定文は、Questo non è ~ . / Questa non è ~ .
Questi sono ~. / Queste sono ~. の否定文は、Questi non sono ~. / Queste non sono ~.です

10.指示形容詞

例えば、BARでこんな会話があるとしましょう。

Maria : Quel panino, per favore.   あのパニーノをください。
クエル パニーノ ペるファヴォーレ
Cameriere : Quale? Questo?   どれ? コレですか?
クアレ?クエスト?
Maria : No. Vorrei quello non questo.   いいえ。コレではなく、アレをください。
ノ ヴォれイ クエッロ ノン クエスト
Cameriere : Questo qui?   ここにあるコレですか?
クエスト クイ?
Maria : Sì, grazie.   はい、そうです。
スィ グらーツィエ
Cameriere (カメりエーれ)店員
Quale  どれ・どちら という意味の疑問代名詞
vorrei  物を頼むときの丁寧な表現(一人称単数形)
ここでは、“ Vorrei ~.”「できれは、私は、~をいただきたいのです。」という感じ
A non B  BではなくA

「これ」「あれ」については既に勉強しましたが(4.6.)、ここでは、「この~」「あの~」という指示形容詞の勉強です。

指示形容詞
男性名詞を形容して
この questo questo libro この本
これらの questi questi libri これらの本
あの quel  (子音の前)
quell’ (母音の前)
quello (S+子音、またはZの前) quel gatto
quell’ agnello
quello studente あの猫
あの子羊
あの学生
あれらの quei  (子音の前)
quegli (母音の前)
quegli (S+子音、またはZの前) quei gatti
quegli agnelli
quegli studenti あれらの猫
あれらの子羊
あれらの学生

指示形容詞
女性名詞を形容して
この questa questa borsa この鞄
これらの queste queste borse これらの鞄
あの quella
quell’  (母音の前) quella pizza
quell’aranciata あのピザ
あのオレンジジュース
あれらの quelle quelle pizze
quelle aranciate あれらピザ
あれらのオレンジジュース

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